エイバースの中の人

アプリとWEBサービスを作っているABARSのBLOGです。

TDnet を含む記事

AppEngineのdevserverでSearchIndexを保持する

AppEngineのdevserverでは、サーバを再起動するとFullTextSearchApiのSearchIndexが初期化されます。これを初期化されないようにするには、devserverのExtraFlagsにsearch_indexes_pathを与えます。

--search_indexes_path=/Users/abars/gae_datastore_tmp/tdnet.search


また、データストアの保存先フォルダを変えるのも、同様に、--datastore_pathを使用することもできます。

--datastore_path=/Users/abars/gae_datastore_tmp/tdnet.datastore

株式データをBigQueryとDataStudioで分析してみた

GoogleのBigQueryに企業の時価総額とバランスシートを入力して、GoogleDataStudioで分析してみました。使用した元データは、TDnetSearchで収集したものを、BigQueryのStreamingAPIで書き込んだ後、以下のSQLで最新の四半期を抽出しています。Show OptionsでUse Legacy SQLのチェックを外す必要がありました。

SELECT *
FROM AppEngine.Xbrl AS m
WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM AppEngine.Xbrl AS s
    WHERE m.code = s.code
    AND m.sec < s.sec
);

以下、分析結果です。分析対象は3426社です。画像はクリックで大きくなります。
pbr_per

横軸がPBR、縦軸がPERの、東洋経済などでたまに見るグラフです。左下にいくほど、割安です。経営危機にゆれるタカタが目立ちますが、企業数が多すぎてよくわからない感じになりますね。

nnr_roe

横軸がネットネット倍率、縦軸がROEのグラフです。バリュー株を分析するには、こちらの方が見やすいですね。こちらは、右上にいくほど、割安です。図書印刷が特出していますが、リクルート株売却に伴う投資有価証券売却益によるものなので、持続性は低いですね。ただ、凸版印刷によるTOBの可能性もある気はするので、妙味はあります。他、横浜丸魚と丸八ホールディングス、知多鋼、キクカワあたりが割安そうな気がします。小田原機械も安いのですが、開発投資が膨らんでいるのが気になりますね。

marketcap_per

横軸が時価総額、縦軸がPERのグラフです。小型株でないと、極端に低いPERは得られないことがわかります。

分析に使用したデータのCSVを以下に置きましたので、インポートして、Google Big QueryとGoogle Data Studioで使ってみることもできます。使用方法は、”Google Data Studioを使ってGoogle先生の分析エコシステムにいいように取り込まれる”がオススメです。カラム名の日本語対訳はTDnetSearchを参照して下さい。

tdnetsearch_20170418.csv (トヨタなどが取得できていなかったので差し替えました)

合わせて、TDnetSearchでも分析グラフを表示する機能を追加しました。こちらもぜひご利用下さい。

追加で、1年前の時価総額と、今年の時価総額の変化率も計測しました。クエリは以下。

SELECT oldest.*, latest.marketcap/oldest.marketcap AS rate_of_marketcap_increase

FROM 
( SELECT * FROM AppEngine.Xbrl AS m
WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM AppEngine.Xbrl AS s
    WHERE m.code = s.code
    AND m.sec < s.sec
) ) AS latest 
JOIN 
(SELECT * FROM AppEngine.Xbrl AS m2
WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM AppEngine.Xbrl AS s2
    WHERE m2.code = s2.code
    AND m2.sec > s2.sec
))  AS oldest
ON latest.code = oldest.code

nnr_marketcap

ネットネット倍率に対する、2016年から2017年の時価総額の増加率です。1年という短い期間だと、水準訂正のカタリストは起きにくいようですね。ただ、下値が抑えられているという傾向は見て取れます。

AppEngineのデータストアの自動バックアップ

AppEngineのデータストアのバックアップをcronで自動化する方法が公開されていました。 Scheduled Backupsでは、データストアをCloudStorageにバックアップします。

まず、バックアップ先のCloudStorageのバケットを作成します。

cloud_storage

次に、データストアの管理を有効にします。

datastore

AppEngineプロジェクトのcron.yamlにバックアップジョブを設定します。kindにはバックアップ対象のエンティティ名を、gs_bucket_nameに先ほど作成したバケットを登録します。

- description: backup
  url: /_ah/datastore_admin/backup.create?name=BackupToCloud&kind=Bookmark&filesystem=gs&gs_bucket_name=backup-tdnet-search
  schedule: every 12 hours
  target: ah-builtin-python-bundle

cronを実行すると、データストアの管理画面に表示されます。反映までに少し時間がかかります。

datastore_admin

Cloud Storage側にも反映されます。

bucket

今まで、データストアのバックアップは手動でぽちぽちするしかなかったのですが、自動化できるようになって便利です。

SBI証券の投資成績を集計するツールを作りました

SBI証券の譲渡益税明細から取得できるCSVを入力して、投資成績を集計することができるツールを作成しました。

まず、口座管理->取引履歴->譲渡益税明細から、対象期間のCSVをダウンロードします。

sbi


次に、TDnetSearchにアップロードすると、集計結果が表示されます。

csv


集計結果はテキストで取得することもできるため、簡単にBLOGに貼り付けることができます。

2016年の投資結果を分析して、2017年の投資につなげていければと思います。

TOBの貢献が大きかった2016年の株式投資成績

2016年の株式投資の成績(確定利益分)をまとめてみました。TOBされたマルキョウとニフティで65%の利益となっており、残りの銘柄は1銘柄につき5%以下の貢献ということで、TOBされるかどうかにかなり左右される結果となりました。

今年は、ネットネット株ランキングを作ったことで、ランキング外の銘柄は処分したのですが、ここで処分した愛知電機が年末に大きく上がってしまったのが惜しかったところです。

休暇などで時間が出来た時に、ちょこちょこ買った銘柄のパフォーマンスは、全体にほとんど影響を与えていないです。むしろ売り焦ってマイナスです。

来年はあまり売買せず、どれだけ売り焦らずに、TOBを待てるかという握力を意識した方が良さそうです。中部日本放送、日本ユピカ、東北新社、デコラックスに期待しています。

銘柄総利益に対する貢献度
マルキョウ 38%
ニフティ 27%
岡山製紙 5%
日本ユピカ 5%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 投資証券 5%
東京ラヂエーター製造 4%
テクノメディカ 3%
三井住友フィナンシャルグループ 3%
グローバル・ワン不動産投資法人 投資証券 3%
旭化成 3%
東部ネットワーク 3%
中部日本放送 3%
東北新社 2%
三井物産 1%
日本アコモデーションファンド投資法人 投資証券 1%
積水ハウス・リ−ト投資法人 投資証券 1%
ナンシン 0%
ソニーフィナンシャルホールディングス 0%
オリックス 0%
日本BS放送 0%
フジ・メディア・ホールディングス 0%
トップリート投資法人 投資証券 0%
中部電力 0%
りそなホールディングス 0%
フリービット 0%
ダイハツディーゼル 0%
iシェアーズ米国リート不動産株ETFダウジョーンズ米国不動産 0%
リオン 0%
中部鋼鈑 0%
日本ヘルスケア投資法人 投資証券 0%
ビックカメラ 0%
ディー・エヌ・エー 0%
カンダホールディングス 0%
北陸電力 0%
リスクモンスター 0%
クリヤマホールディングス 0%
小田原機器 0%
ジオマテツク 0%
ハークスレイ 0%
新潟放送 0%
フージャースホールディングス 0%
北陸瓦斯 0%
空港施設 0%
iシェアーズ米国高配当株ETFモーニングスター配当フォーカス 0%
ソノコム 0%
キクカワエンタープライズ 0%
阪神内燃機工業 0%
横浜丸魚 0%
東京汽船 0%
名古屋電機工業 -1%
アルプス物流 -1%
U−NEXT -1%
カドカワ -1%
愛知電機 -1%

ちなみに、上記の表は、SBI証券の取引履歴の譲渡益税明細をCSVでダウンロードして、エクセルで銘柄名で並び替えた後、集計して保存、CSVをWEBツールでTABLEタグ変換しました。わりと簡単に今年の成績を振り返れるのでオススメです。

バランスシート分析サービス BS Analyzerを公開しました

企業のバランスシートを分析してランキングを作成することができるBS Analyzerを公開しました。

bs_analyzer

BS Analyzerは、企業の四半期決算を分析して、任意の計算式でランキングを作成できるサービスです。計算式には時価総額を入力できるため、ネットネット倍率でもランキングすることができます。

これにより、時価総額よりも多くの現金を持っている銘柄を簡単に抽出することができます。

まだ2016年5月以降に公開されたXBRLしか対応していませんが、3ヶ月後には各企業のXBRLが出揃い、実用的になってくるのではないかと考えています。

XBRLからネットネット株を探す

ネットネット株とは、企業の換金性の高い資産から、負債を引いた値が、時価総額よりも大きい銘柄のことです。PBRには、在庫やのれんなど、換金性の低い資産が含まれるため、これらの影響を除外して、安全側に寄せて考えることで、真の割安株を抽出することができます。

ネットネット株かどうかを判定するには、企業が公開しているバランスシートを使って、手動で計算する必要があります。しかし、東証は適時開示でXBRLを公開しているので、これを解析することで、バランスシートの分析を自動化することができます。

XBRLはzipファイルとなっており、展開すると、複数のhtmlファイルが出てきます。この中にある、bsというIDを持つファイルがバランスシートです。

XBRLにはタクソノミという定義があり、勘定項目ごとに、タグに設定するnameが規定されています。例えば、現金及び預金はjppfs_cor:CashAndDepositsです。これを利用して、htmlから正規表現で勘定項目の値を取得することができます。

今回は、以下のような正規表現を用いました。

it = re.finditer("<ix:.*contextRef=\"Current[a-zA-Z_]*\".*name=\""+item+"\".*?>([ 0-9,]+)<", line, re.DOTALL)

また、千円単位か、百万円単位かというのは、scaleという要素に設定されています。

it2 = re.finditer("scale=\"([0-9]+)\"", m.group(0), re.DOTALL)

これを使って、東証のXBRLを解析した例は以下です。

オリバー - 平成28年10月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

TDnetSearchでは、XBRLを含む決算短信に、ANALYZEリンクを表示します。これをクリックするだけで、バランスシートを読まずに、ネットネット株かどうかを判別することができます。pbrクエリである程度絞り込んだ後に、ネットネット株かどうかの分析をして確度を上げるのがオススメです。

今後は、四半期決算を蓄積したタイミングで、割安度ランキングを作成してみたいと思います。

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2016/6/5追記
ネットネット倍率のランキングを計算できるBS Analyzerを公開しました。

2018/7/18追記
XBRLのパーサをオープンソース化しました。
abars/xbrl2bspl

東北新社の分析

東北新社はCM制作、衛星放送のスターチャンネルの運営、映画の制作・配給を行っている企業です。宇宙戦艦ヤマトとGAROの版権を持っていることで有名です。

株価は620円、PER10.62、PBR0.42、配当利回り2.74%です。

時価総額は289億円。現金341億円、売掛165億円、土地129億円、本社建物15億円、投資有価証券100億円に対して、負債321億円です。流動性の高い資産で429億円あるため、時価総額に対して割安です。さらに、無形資産の版権が上乗せされます。

土地については、港区の赤坂の本社が1094平米で34億円(建物は15億円)、港区のスタジオが1579平米で10億円です。本社については路線価とほぼ同等です。スタジオの方は、含み益があるかもしれません。ロサンゼルスにも4303平米で、3億円計上されています。その他の合計11787平米、69億円の詳細は不明で、ここが若干の不安要素になります。

BSにはのれんが22億円と、前期から急増していますが、スターチャンネルの持ち分を伊藤忠から60%まで買い増し、連結子会社としたためです。

ビジネスの中心はCMということで、売上が景気に左右されますが、売上が下がると外注費も下がるため、利益はわりと安定しています。

PBRがこれだけ下がると、MBOも期待できるので、ポートフォリオの5%程度は保有してもよいのではないかと思います。

TDnetSearchで東北新社の開示情報を検索

ハークスレイの分析

ニフティがTOBされたので、売却した資金の投資先として、ハークスレイを分析してみます。

ハークスレイは、弁当『ほっかほっか亭』を運営する、全国FC統括会社です。プレナスとの裁判で有名です。プレナスが勝つかと思っていたのですが、意外なことに、ハークスレイ側が勝ってしまいました。

株価は1049円、PER8.5、PBR0.54、配当利回り4.29%、自己資本比率51%。株主優待でクオカードがもらえます。プレナスとの訴訟に勝って、1株あたり100円分のキャッシュが入ってきました。コンビニとの競争はありますが、温かいご飯の付加価値は今後も継続するかなと思います。今後、高齢化が進んで、自炊率も下がってくると思いますし、長期的にも安定したビジネスができるのではないかと思います。

現金68億円、売掛18億円、建物63億円、土地111億円、投資有価証券17億円、敷金55億円の合計332億円に対して、負債182億円で、安全に見積もった資産150億円に対して時価総額115億円です。土地は兵庫県の工場で23億円、新宿区の本社ビルが1809平米で56億円です。賃貸不動産の含み益はありません。

普通の小売業に比べて、在庫リスクが少ないのも魅力です。商品及び製品は7億円しか持っていません。食材の供給と物流はグループのアサヒL&Cが行っています。参入障壁も低いわけではなく、894もの店舗網をこれから築くのは難しいでしょう。

バランスシート的には激安とまではいえないのですが、リスクが少なく、長期的に安定した配当を得られそうなので、REIT的なポジションで保有するのは悪くないのではないでしょうか。

TDnetSearchでハークスレイの開示情報を検索

TDnetViewに全文検索機能を追加しました

東証の適時開示情報を閲覧できるAndroid向けアプリ、TDnetViewにPDFの内容を検索できる全文検索機能を追加しました。従来はタイトルと企業名での検索しかできませんでしたが、より詳細に開示情報を検索することができます。また、適時開示情報のプレビューを行えるため、PDFを開かなくても、ざっくりと内容を確認することができます。

Screenshot_2015-10-18-19-59-34

今回のアップデートに合わせて、サーバ側にPDFを保存するようになったため、東証の掲載期間である一ヶ月を過ぎた開示情報も閲覧できるようになりました。尚、検索と保存対象は、2015年9月17日以降の開示情報となります。

ダウンロードは以下からどうぞ。

Get it on Google Play

iPhoneやPCからは、Web版のTDnetSearchがご利用頂けます。

適時開示情報の検索サービスを公開しました

東証の適時開示情報を検索できるTDnetSearchを公開しました。TDnetViewのバックエンドにWebインタフェースを付加したものになります。

top

TDnetSearchを使用すると、業績予想の修正で検索したり、株主優待情報で検索したりすることができます。もちろん、三井倉庫などの銘柄名で検索することもできます。

incentive

皆様の投資ライフにご活用頂ければ幸いです。

2015年12月15日追記:スクリーンショットを最新版に差し替えました。昔のスクリーンショットは以下。最新版はAndroidアプリとカラーテーマを合わせて綺麗になりました。

tdnetsearch

さくらインターネットが上方修正!(平成22年3月期 第3四半期決算短信)

さくらインターネットが上方修正しました。経常利益で予想3.2億が5億と56%増です。前期は3.7億だったので前期比だと35%増。非常に好調です。

では平成22年3月期 第3四半期決算短信を見ていきます。営業キャッシュフローは何と14億。利益との差分は、前受け1.6億、減損2億、減価償却6億です。投資キャッシュフローは7.8億。有形固定資産の取得が6.7、敷金保証金が1.0億です。さらに財務キャッシュフローで借金を2.25億返済しています。残る借入金は30億。順調に消化しています。これだけのキャッシュフローがあれば、数年後には唯一の懸念である財務も綺麗になりそうですねさらに受注も絶好調で、将来の利益に繋がる前受け金が11億から13億と増加しています。

減損をしなければ経常利益は何と7億!これはかなりいい決算です。さらにインフラビジネスで積み上げ型なので来期も継続してこの数字が期待できます。

後、クラウド化が進んでGoogleやAmazonに顧客を奪われるのではないかという懸念についてですが、個人ユーザであれば既にGoogleAppEngineとかAmazonEC2でよく、さくらインターネットである必要は無いというのも事実です。しかし、企業はセキュリティとアフターサポートの観点からなかなかそうはいかず、しばらくはハウジングがメインで、クラウド化は緩やかに進むと考えています。その間に、さくらインターネット研究所がクラウド化を進められればいいなと。

ということで、さくらインターネットの将来が楽しみです。

バンビの川城社長がバンナムの取締役に

https://www.release.tdnet.info/inbs/250902c0_20070509.pdfのP.77です。バンナムの営業利益の25%を稼ぎ出しているから、当然といえば当然でしょう。これでバンビがもっと動きやすくなるんじゃないでしょうか。サンライズの完全子会社化ができるといいんですけどねー。
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abars

アプリとWEBサービスを開発しています。最近はUnityとGAE/pyが主戦場。

ブラウザ向けMMOのメトセライズデストラクタ、イラストSNSのイラストブック、東証の適時開示情報を検索できるTDnetSearchを開発しています。

かつてエンターブレインのTECH Win誌でATULADOを連載しました。

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