2019年のIGポート株主総会レポートです。

IMG_0848

場所:三鷹産業プラザ
参加者:90名程度

最初に京アニへのお悔やみの言葉があった後、今期の報告がありました。営業制作事業がコスト増による赤字との説明。その後、来期の計画の説明。グローバルな事業展開が進む中、子会社の役員は子会社の専念する体制を作るとともに、新たにCEOとCOOを置く経営体制になる。また、NTTぷららの坂東さんが社外役員に就任されるとのことです。以下、質疑応答です。

魔法使いの嫁は100%権利を持っているが、無料公開して販促に活用するようなことはできるか


魔法使いの嫁は原作権を持っているが、60%の権利になっている。現在、有料配信しており、ビジネス上の判断から無料公開は行わない。

コスト削減施策は一時的なものと永続的なものがあるが、来期の映像制作のコスト削減施策はどれくらいの比率か


来季は粗利率の改善を見込む。戦略作品は原価が上がる傾向がある。総合的に、粗利が上がるような施策を行っていく。

サイコパスの舞台には出資しているか


次の舞台は製作委員会を組成中。

対処すべき課題の映像制作の高度化に関して取り組んでいることは何か


シグナルMD含めて、紙からのデジタル化を推進している。タブレットで描く。また、サーバやインフラの整備を行っており、Nスタジオで技術開発を行っている。現在はトライアルで短い作品をやっている。とつくにの少女はフルデジタル。サイコパスはアナログとデジタルの融合。IGの強みを活かしていく。

XEBECの売却の理由は何か


利益剰余金が減る一方で、この先、さらに現象が進むと判断して、最悪のパターンになる前に手を打とうとしたが、うまく改善できなかったので、最終的に売却した。苦渋の選択ではある。サンライズさんは通常はアニメーターを正社員として雇うことはないが、交渉の中で正社員として受けていただいた。映像の権利はIGが保有している。ファフナーは今後も作っていく。

取締役の人数が減っている。利益なき繁忙ではないか。子会社の何がうまくいっていないか。


IGグループ一丸となって良い作品を作ってきたが、自分たちの身の丈にあった制作環境になっていなかった。毎月、仕掛かりについて周知徹底する会議を開く。スタジオとして強くしていく。また、第四の柱としてディジタルメディア事業を考えている。坂東さんの招聘はそのため。NTTぷららで増収増益を行ってきた手腕を発揮していただきたい。

クラウドファンディングは検討しているか。


クラウドファンディングに限らずフィンテックの活用を検討していく。

ドル円による影響は。


110円を想定している。海外はIG USAが窓口。アビアラッドが会長をしており、海外展開を推進していく。

ネットフリックスとの提携による影響は。


現在、ビデオグラムのみではコストが合わなくなってきている。ネットフリックスとの提携はプラス。

アクティビストファンドが購入しているが接触は。


機関投資家との1on1ミーティングをやっている。そこで評価されたのではないか。現状は株主提案はない。

ナデシコの権利は?


IGにある。

その後、決議を行い、坂東さんの挨拶。23年前、NTTぷららの社長になった。2008年からは光TVを一生懸命やった。この10年で日本を代表するサービスになった。このノウハウ、IP化がお役に立てると考えている。全力で経営に当たりたい。

11:00開始で12:00に終了しました。

昔は映像制作が黒字、出版が赤字だったのですが、最近は映像制作が赤字、出版が黒字と逆転しており、ポートフォリオを持った経営が重要だと思いました。今期から役員体制が刷新され、特にNTTぷららを退任された坂東さんが社外役員に入るということは驚きでした。ビデオグラム中心から映像配信中心へのシフトという中、IPを軸にどのような事業展開を行っていくのかに注目しています。