IGポートの株主総会に行ってきました。今年の参加人数は70人程度。座席の密度が高く、過去、最大レベルの人数です。

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招集通知の一株純資産の訂正についてのお詫び。石川社長から、先立ってもらったメール質問への回答がありました。

”業績予想を下回ることへのお詫び。12話のシリーズの海外への納品は終わったが、監査法人の指摘により、イベント上映を行う来期に計上することになった。CGコストの増加によって、引当金を積んだ。それによって第4四半期の利益が大きく下回る。来期の赤字は、コンテンツ投資の償却負担。アニメビーンズ、マンガドアの費用など、プラットフォームへの投資。プラットフォームには資金、コンテンツ、協力者が必要。制作事業はパッケージ販売の低迷によりプリプロ予算が供与できない。アニメーターの固定費増加、受注額と実制作費の乖離。制作、営業、管理で改善に取り組む。ぷららとの提携。配信を主とする会社。オリジナルコンテンツを創出して配信することで赤字を減らす。投資案件の明確化を図る。魔法使いの嫁、曇天に笑うに続く、シナジーを産むコンテンツを模索していく。五カ年計画を策定している。同業他社よりも資本効率が悪いとの声。真摯に受け止め、経営に邁進する。事前に質問をいただき、ありがとうございました。”

以下、質疑応答です。

魔法使いの嫁の海外売上の国別の比率と中国に売れた理由。


中国と欧米の割合は非開示だが、中国の方が多い。和田社長のアイディアでPVを作り持って行った。PVを見てご購入頂いた。通常は企画書のみ。契約の内容次第で、入金が長期期間にわたることが多いがまとめて前期に支払われる内容だった。海外の書籍販売については、韓国、フランスが多くの割合を占めている。

7/3にトーマツからの監査意見。そこからの訂正について、経理、IRの人材が不足しているのではないか。


マンパワーの不足もあるが、増強している。管理部にも2名を入れた。

経営管理の問題。取締役は制作に強く関わっていて、管理が手薄になっていないか。


ウィットスタジオを立ち上げたが、全ての業務を一人でやっていた。今期から、郡司取締役に入ってもらい、外部との折衝を担当してもらうなど、分担を進める。

アニメ会社4社かかえているが、4社かかえる必要性がどれくらいあるのか。統合することで合理化できないか。


クリエイターの多様化の状況。クリエイターには、金銭的というよりは優秀なクリエイターについていきたいという面がある。多様性か必要。

IGから和田、森下が会社を作った経緯。IGだけだと中間から下が伸び悩む。よりフレッシュな作品を緊張感を持って作れるようにした。

減価償却はどのようにやっているのか。中期経営計画において2022年から急に利益があがっているのはプラットフォームの貢献によるものなのか。


映像マスターは1年で償却。コンテンツ資産は1次利用によって期間が異なる。計画は積み上げ方式。投資額から、版権収入を見込む。納品後、減価償却が抜けたタイミングで利益があがる。

劇場作品のFateを作るのも大きな要因。勝負作もぶつけたい。制作事業は作品のヒットに収益が依存する。スマホビジネスについては安定的に利益を生むプラットフォームを作るのが大事。

実写映画に出資している理由。


社員からも質問されている。サイコパスを作った時に実写の本広監督に出会ったというのが大きい。面白いものを作るという観点では同じ。本広監督が亜人を制作した。四月の長い夢は映画祭で賞をとった。

ブラッドの実写版のクオリティが低い。版権のコントロールが必要ではないか。


著作権は海外の会社からの許諾。亜人は制作をIGが受けている。IGの中に実写部隊を置いている。CGについては実写ともシナジーがある。本広監督にはヒットの法則を社員に伝えてもらう意味もあり社員になってもらった。

ROE以外の目標数値はあるのか。


利益率7%。資本効率については高めていきたいが、減価償却に出てしまうので、将来キャッシュフローを増やしていく。

アニメーションを作る環境として、世間は好景気で仕事は多いが、単価が厳しい。ただ、この状況はピンチとチャンスであり、大きなチャンスと考えている。それは、金銭的な蓄えがあるかないかというのが大きい。お金の力とクオリティに挑戦できる力というのは大きい。

絶版Z。海賊版対策として活用してはどうか。


書籍部門を閉じてコミックに集中していた。今期から書籍部門を再開する。頂いた案も検討する。

違法アップロードの対策は。


法務課長が官民連携で検討している。

版権事業の原価には何が乗るのか。


映像マスターは出資した額。コンテンツ資産はIGグループの制作費。


その後、議案採決。総会の時間は1時間15分でした。銀英伝の上映会は時間の関係で欠席しました。今年はお土産はありませんでした。