ダンボールに続き、今度は3DプリンタでGoogle Cardboardを作ってみました。使用した3Dプリンタは、3D SystemsのCubeです。低価格のダヴィンチとも迷ったのですが、いかんせん大きすぎるのでCubeにしました。結果的には、PLA樹脂が必要だったので、Cubeでよかったと思います。

まず、デザインファイルにあるlaser_cut.epsを、Autodeskの無料の3D CADツール 123D Designで読めるようにするために、svgに変換します。変換にはCloud Convertを使いました。

変換した後、123Dに読み込ませます。Import SVG -> As Solidを選ぶと、自動的にメッシュまで貼ってくれます。ただ、この段階だと高さがないので、Transform -> Scale -> Non Uniformで高さを付けます。また、デフォルトだとスケールがとても大きくなってしまっているので、Cubeの印刷可能サイズの14mm未満となるよう、0.285倍しました。

123d

後は、Cubeで印刷できるように、パーツ分割し、Export STLでパーツごとにSTLファイルに書き出します。書きだしたSTLをCube Softwareに読み込ませ、BuildしてCubeファイルを書き出せば、準備は完了です。

cube

最初はABS樹脂で作成していたのですが、パーツが薄いのと、印刷面積が大きいこともあって、反りがひどく、まともに印刷できませんでした。

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なので、途中でPLA樹脂に変えました。PLA樹脂にすると、1.4mm幅の高さ方向の積層も問題なくできました。

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合計、20時間ぐらいかけて、完成した初号機がこちらです。

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白のABS樹脂が結果的に使えなかった関係で、付属のPLA樹脂の鮮やかな緑になりました。何はともあれ、アニメイトで調達したミクさんのシールを貼ってみました。

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レンズは100円ショップのルーペを分解したものです。レンズを挟むパーツは、ダンボールに比べて弾性がない関係で、3枚ではなく2枚でぎりぎりでした。100円ショップのレンズが直径3cmなので、それに合わせて3.1cm程度まで穴を拡張すれば、3枚いけるかもしれません。そもそも、レンズに合わせたくぼみを作って、土台のパーツと一体化した方がよいと思います。

マグネットボタンは、ダンボールより格段に操作しやすくなりました。剛性のあるプラスチックの強みです。

初めての3D CADと3Dプリンタということで、まだパーツ数が多いです。むりやり、布テープで接合しているのですが、PLA樹脂だとわりと剥がれます。

いろいろと経験値はたまったので、弐号機では箱型にして、2パーツで組み合わせる形にしようと考えています。また、手前の肌に当たる部分が、立方体だと整形ずれによって意外と痛いので、丸みを付けて整形した方がよいかなと考えています。とりあえず布テープでごまかしていますが、ちゃんと設計し直そうと思います。

また、今回は大きいものを印刷できるかどうかのテストも兼ねていたので、いきなりフルサイズで印刷してインクを浪費してしまったので、次からは1/8程度の縮小版でプロトタイピングした後、フルサイズで作ろうと思います。

トータルでは、わりとスムーズに作れて面白かったです。CubeのファームウェアアップデートでアプリがSegfaultを出したり、Wifi設定を記憶してくれなかったり、樹脂がとても高価で一つ作るのに3000円くらいかかったりと、いろいろと不満があるにはあるので、このあたりが時間とともに解決していくとよいなと思います。



(2014/8/20に追記)その後、改良を重ねまして、四号機でようやく完成しました。最終バージョンのモデルデータをThingiverseに上げましたので、ご自由にご利用下さい。