IGポート 第23回定時株主総会
場所  三鷹産業プラザ
日時 2012年8月28日 AM10:30-

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石川社長から挨拶

当社の事業戦略として、利益を生み出す仕組みを作って、それを継続していく。映像制作、出版事業は、努力なくして成果なしということで進めていく。版権事業は企画の質を上げていく。従来はクリエイターの作りたいものを作らせることでクリエイターのモチベーションを上げるというやり方をしていたが、最近は、クリエイターだけでなくお客さんのことも考えて企画を吟味している。その結果として、宇宙戦艦ヤマト2199で予想を上回る成果を出せた。ヤマト2199は、制作がXEBECで、進行をIGがやっている。サイボーグ009では制作がIGで、IGが共同配給も行う。10月からはロボティクスノーツも放映される。さらに、まだ名前は言えないが、年内に企画の質を上げた別の作品も用意している。株主の期待に答えていきたい。



質疑応答

債務不履行の内容を聞きたい

(プレスリリースの内容を説明。) 詳細は回収に影響するので差し控える。

制作事業で前年比がバーになっている理由

1000%を超えるとバーになる。

子会社を作るメリットは?

若いスタッフにとってはベテランで上が詰まる。中堅クラスに思い切った作品を作ってもらうべく子会社を設立。役員は、ギルティクラウンなどを手掛けてきており、勢いがある。当社に無い新しい作品を作って発展させていく。

昨年、標榜していた戦略的出資の結果を聞きたい

ヤマト2199には多く出資している。また、サイボーグ009では製作委員会の主幹事として、ビジネスの中心となって事業を進めている。

純資産74000円に対して株価が安すぎるのではないか?資産査定の正統性は?

PBR1倍割れには不満を感じている。当社が成長性が無いと思われている。成長戦略を引き直して成長性を示したい。資産については厳しく監査されている。

増収減益の理由は?

戦略的に出資しているため、減価償却費が増加している。上映と同時に償却するため、上映年とその翌年に影響が出る。

製作委員会にはIGポートとして参加しているのか?

子会社のXEBECなどが参加している。

子会社の決算期が変わるとなぜ資本が変動するのか?

XEBECとPRODUCTION IGを3月決算から5月決算に変更した。連結決算には2011年の4月から5月の損益が取り込まれていない。この二ヶ月の損益は5400万の損失であり、連結株主資本変動計算書にのみ記載されて資本の減少となる。

株主優待は実施しないのか?

資金需要が高く、前々期の赤字によって配当も止めている。費用の問題で損益に影響する。本業を優先していきたい。

人材育成のプランを聞きたい

年々、高齢化が進むという問題があるので、若いスタッフを積極的に登用していっている。特に、TVアニメは、毎話スタッフを変えられるので、若いスタッフを積極的に登用している。また、企画室では外部のプロデューサーと共同で取り組むことで成長を促している。

BLOOD C劇場版の監督はアニメーターとして入社して生え抜きとして監督した。2199やサイボーグ009はベテランでやる。TVシリーズは若手で。年内のもう一つの作品もチャレンジングな作品である。

販管費で給与が下がって役員報酬が増加しているのはどういうことか?

人員を現場に移した。役員の人数が増加している。単純に給与が変化しているわけではない。






13:30からはヤマト2199の第1章の上映会と、出渕裕監督の講演会でした。内容は一部オフレコだったので、差し障りの無い範囲で、一部、抜粋します。

ヤマト2199は攻殻機動隊SAC以来のヒットで好調。最初は、当たらないんじゃないかなど、いろいろな声があったが、当たったら反応ががらっと変わった。紆余曲折があったが、完成したのはXEBEC社長の下地さんの功績が大きい。普通のアニメ会社の社長だったら撤退している。既にヒットしており、将来的にTV放映したとすると、さらに新規ユーザが増える。ヤマトを見て宇宙飛行士になった人や、海上自衛隊の副艦長になった人もいる。天文、ミリタリー、模型とウイングを広げることができ、いろんなところと共闘できる。当時としてはエポックメイキングな作品。メカも、シナリオも作り込んでいる。当時の視聴者が受けた衝撃、この初めて感を出したかった。4年間で膨大な資料を作った。まず最初にヤマト世代をターゲットとし、その後、ファン層を拡大する戦略。いい風が吹いている。

やる上では負けてはダメ。負けない戦いをしないといけない。大勝ちをしようとすると大負けする。クリエイターがやりたいことをそのまま通すのではなく、負けない戦いに持っていくのがプロデューサー。売れるコンテンツかどうかは分からない面もあるが、賭けるにしてもプロデューサーが勝てると思わないと勝てない。彼がやりたいというからやらしてやりたいというように、情で物事を進めると、大変なことになる。アニメ業界ではよくある話だけど、どう考えても当たらないけど、この人がやりたいというから、というのをやると、悲劇になる。リスクを減らすためには、露出など、戦略的に考えていかないといけない。やらせてやりたいんなら、その人を勝たせないといけない。一度勝つと、よい循環ができる。ただ、その後、二作品くらい外すとそれはそれで大変なことになる。


お土産はPRODUCTION IGのプロモーションDVDでした。

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中身はIGの作品の映像をつなぎあわせた5分間のPVです。

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