場所は国分寺労政会館4階第五会議室、時間は10:30〜。出席株主数は50人くらいでした。そこそこ広い会議室。思ったよりも人がいる印象です。時間になると石川社長と取締役、監査役が長机に着席、財務系の執行役員がその後ろの机に着席。

株主総会の前に、HolicのドラマCDにおいてラーメンズのコントの無断引用があったことのお詫びがありました。

お詫びの後、株主総会の開始。最初は石川社長が事業報告。たどたどしく朗読した後、質疑応答。質疑応答は一転して情熱的に喋られていました。一安心。

主な質疑応答の内容は

・ウェルベールの物語はIGが出資するほどでは無いのではないか?
トランスアーツさんはテニスの王子様等、重要なパートナー。
良好な関係を保つために仕事を絶やさないことが重要だと考えている。

・IGコミック対象は応募要綱が分かりにくく新人が応募しにくいのではないか?
既に結構な数の応募を頂いている。
応募要綱の表記については対処する。

・攻殻実写化エージェントの利益計上時期と利益の見込みは。
守秘義務があり言えない。

・コミックスの返本率が上昇する中、引当金が少ないのではないか。
 引当金の算出基準は?
出版業界的には返本率は上昇しているが、
マッグガーデンの返本率は34%>26%>25%と減少している。
引当金はposデータから算出している。
最近は売れ行きがposデータから即座に分かる。

・借入金が急増している理由。
マッグガーデンの借入金が連結されたことによる。

・GDHが会計基準の変更によって特損を出しているが、IGが出す可能性はあるか?
GDHさんについては他社のことであるためコメントできない。
当社に関しては、常に前倒しで会計基準を変更しており、
資産も保守的に計上しているため、
健全なバランスシートであると自負している。

・今期の利益予想が低いのでは無いか
今年完成する予定であった劇場作品の完成が、来年にずれ込んだのが大きい。
他、RDやスカイクロラの償却費負担が大きい。
心情としてはスカイクロラのヒットを予想に盛り込みたいが、
会社としてはヒットを見込まない保守的な予想を立てている。
ヒットが出ると、予想に対して利益が大きく伸びる構造となっている。

・制作事業の成長性
海外市場がかなり大きいと思っている。
スカイクロラに関しても、海外で売れるものをという製作委員会の要請があった。
制作費については守秘義務があるため言えないが、
現在の興行は38万人、5億円と苦戦している。
しかし、製作委員会としてはヴェネチアで賞を取れると信じており、
それが興行にもいい影響を与えると期待している。
また、今期は映画を4本制作中であり、こんな会社はIGの他に無い。

株価が下落していますが、そのようなことを質問する株主はおらず、他の会社の株主総会に比べ、全体的に株主のレベルが高く感じられました。アニメ・ゲーム業界に特有な、ユーザサイドからの変な質問をする株主もおらず、要点のまとまっていない株主もいませんでした。また、石川社長の発言には情熱が溢れており、当面は安心だな、という印象を受けました。

その後、議案の議決。質問も無く全て賛成多数で決議。株主総会は終了しました。

終了後、5分の休憩を挟んで神山監督の講演会。公演内容はアニメ業界に入った理由から始まり、企画から制作への流れ…だったんですが、あんまり準備していなかったのか10分ぐらいで講演が止まりました。gdgdの中、司会の監査役が質問タイムに変更。good job!押井塾で学んだこととか、色々質問が出た後、監査役が今やっている仕事の内容とかを話して終わりにしましょうと、神山監督に促す。後ろの人がにらんでますが、どこまで話していいんでしょうか?タイトルを言わなければOKです、ということで、新作アニメを原作無しでやっていることが明らかにされました。また、その後は映画をやりたいと。そんなこんなで講演会は終了。解散。

おみやげはスカイクロラのファイル2枚。普通に面白い株主総会でした。というか監査役が監査役じゃない!ここまで内情に詳しくてキャラのいい監査役は珍しいと思います。講演会はgdgdでしたがそれがまたいい。来年は是非、西尾鉄也さんで!